全てのランナーは、昨日までの自分を超えたいと思っていますが、それは初めてのランニングシューズに足を通すときだろうと、ボストンマラソン出場権争いをしているときだろうと、関係なく言えることです。

ここでは、プロのランナーになるためには、どうしたらいいのか…?それにお応えする具体的なアドバイスを4つご紹介します!

1.目的を持って走る!

この言葉があなたにとってどのように聞こえようと、「目的」を持つことは、走るエネルギーの糧になります。

ここでいう「目的」とは、初のハーフマラソンを完走すること、10キロ走で自己ベストを記録すること、もしくはグループ内で順位に入ること、など測定可能な目標という場合もあるでしょう。

さらに、そのほかにも、友人に健康的なライフスタイルを取り入れるように勧めること、基金の募金活動に参加すること、などなど…いろんな形での走る「目的」がありますよね。

どのような目的であろうと、自身のミッションを認識し、心に留めておくことで、あなたのランニングへの熱意は再燃するでしょう。

2.数人の友達を作る

1人で上達するのは難しいかもしれませんが、相棒(もしくは仲間ら)と共にトレーニングを積むことで、大きな進歩につながることもあります。

トレーニングの仲間を1人か2人見つけ、長距離走や大切なセッション中に追いかけ合うと良いでしょう。

そうすることで正直さを保つことができ、あきらめかけた時でも、もう少しだけ頑張ろう!という気持ちになれます。

他方で、良きトレーニングパートナーは、つい無理して速く走りがちな時に、無理をしないように気にかけてくれるでしょう(この点については後程詳しくお話します)。

3.沢山走りこむ

現在、週に2日走っているなら、それを週に3日、もしくは4日にすることから始めましょう。

より沢山走ることの理由は何でしょうか?体が求めているのは「一貫性」です。

より頻繁に走ることで、その負荷に順応する必要があるという信号が体に送られます。

その結果、持久力が鍛えられるのです。こうして、ランナーとしての実力を伸ばすことができるでしょう。

そして、その効果は早く表れます。最終的に、きっと今よりも走ることが好きになるでしょう。

人が走るべき日数は決められているわけではありませんが、現在よりも少しばかり多くジョギングをすることで、ほとんどの人に有益な効果が表れます。

4.速く走る―そして減速する!

一見、これら2つの方向性は、相反するように見えますが、適度な―そして多様な―速度で走ることは、ランナーとして成長するにあたって最も重要なポイントの一つです。

週に1度か2度は、自分が慣れているスピードではなく、インターバル、ヒルトレーニング、もしくはテンポランのようなスピードトレーニングを行いましょう。

速さを維持する能力だけでなく、スピード自体も向上するでしょう。もちろん、ゆっくり走る日も設けましょう。

私自身のコーチ経験からお話しすると、ハードな練習の成果を浸透させるべき時に限って、普段よりも速く走り過ぎることは、おそらく成長が止まってしまう最大の原因であるともいえます。

自分に慣れていないスピードとは、どれほどのスピードになるのでしょうか。

場合によって異なりますが、私はアスリートたちに、「無理のない」と感じられるペースでのジョギングから始め、徐々に減速していくように促しています。

5kmのリカバリーランを具体的な数値で表すなら、それはあなたの現在のスピードよりも、少なくとも1kmあたり60秒遅いペースであるべきです。